(※この記事は作成途中です。全作品を紹介した後、販売本数のグラフや作品ごとの使用可能武器種をまとめた表を追加予定)
2019年現在、大型アップデートにより勢いが衰えていない「モンスターハンター ワールド」をプレイされている方は多いと思います。
今回は皆に愛されている「モンスターハンターシリーズ」の過去作を、売り上げや小ネタを交えつつ全てご紹介しますので、頭を整理するにはピッタリの記事になっております。
小ネタが足りないと思う方はコメントやTwitterで言ってもらえたらボチボチ追加予定。
モンハンの歴史……モンハン史……?
モンスターハンター(初代)

発売年 | ハード | 販売本数 |
2004年3月 | PS2 | 28万8559本 |
オフラインではココット(辺境の村)、オンラインではミナガルデ(街)を拠点に、「片手剣、大剣、ランス、ハンマー、ボウガン」の5種類の武器でモンスターを狩るゲーム。「ファンタシースターオンライン」のシステムをモチーフにし、オンラインプレイ前提であったため、オフライン時のコンテンツ不足感は否めなかった。肉を焼いているCMがあまりにも印象的。
モンスターハンターG

発売年 | ハード | 販売本数 |
2005年1月 | PS2 | 30万本 |
前作『MH』の廉価版、所謂The Best版として発売される予定だったが……スタッフの一人が「双剣」のアクションを持ち込んだことで「廉価版」ではなく「アップグレード版」として発売されることとなった。新武器の双剣に加え、前作で足りなかったオフラインコンテンツ(クエスト等)を多数追加し、オンラインモードにはハードクエストより難しい「G級クエスト」が追加。また、亜種や希少種も今作から追加された。
2009年4月には、『MH3(トライ)』体験版を同梱したWii版も発売されている。
モンスターハンターポータブル

発売年 | ハード | 販売本数 |
2005年12月 | PSP | 112万2064本 |
PS2用ソフト『モンスターハンターG』のPSP向けリメイク。単なるリメイクではなく、採取採掘ができる「ココット農場」や、食事システムを改良した「アイルーキッチン」が追加。そう、この農場システムや奥が深い一風変わった食事システムはMHPからはじまったのだ。因みに、本作以降料理はアイルーが担当することになり「猫飯」という言葉が定着していった。 本作から「太刀、狩猟笛、ガンランス、弓」が追加された。
PS2のマルチプレイには「マルチマッチングBB」のサービス契約が必要だったが、本作は複数人がPSPを持ち寄るだけでマルチプレイ可能。ハードがPSPという手軽さから大幅に販売数を増やす事となった。おかげでミリオンセラーを達成し、日本ゲーム大賞2006年度特別賞を受賞。
モンスターハンター2(ドス)

発売年 | ハード | 販売本数 |
2006年2月 | PS2 | 69万2228本 |
オフラインでは「ジャンボ村」、オンラインでは「ドンドルマの町」を拠点とする。因みに「ドス」はスペイン語で「2」を意味し、ドスの名の付くモンスターにあやかって『ドスモンスターハンター』として発売する案もあったが、結局「2」と書いて「ドス」と読む今のタイトルに落ち着いた。
季節や昼夜でフィールドが変化する仕様が追加され、必ず毒になるエリア移動や一方通行、モンスターは5分置きにエリア移動といったプレイヤーが不利になるシステムも追加された。
モンスターハンターポータブル2nd

発売年 | ハード | 販売本数 |
2007年2月 | PSP | 172万3187本 |
MH2の世界観やシステムを受け継いだ新作。MHPの続編。MHPがMHGを移植したように、MH2を移植したわけではない。拠点は雪山付近の「ポッケ村」。また、本作から「太刀、ガンランス、狩猟笛、弓」が新武器種として登場し、これで全11種となった。
MH2では一方通行だった崖に上りが追加されて移動しやすくなったり、バックグラウンドロード(BGダウンロード)採用でロード時間が爆速になったりとかなり遊び安く改善されている。
そして今作を紹介するに当たって外せない事実として「ティガレックス」の登場である。リオレウスに並ぶモンハン看板モンスターの彼は今作から登場したのだ。他にも、「アカムトルム」が追加されている。
発売から約1カ月後の3月に早くもミリオンセラー達成。『Wii Sports』とともに日本ゲーム大賞2007年度大賞に輝いた。
モンスターハンターポータブル2ndG

発売年 | ハード | 販売本数 |
2008年3月 | PSP | 422万6265本 |
『MHP』のアップグレード版で、今までのモンスターハンターシリーズの集大成。これまでに出てきたモンスター全てを狩猟可能でかつハードがPSPという手軽さから、422万という異例の販売数となった。前作から一部を除く装備、アイテム引継ぎ可能。今作から狩りにアイルーを連れていける「オトモアイルー」が実装され、加えて下位上位というクエストの区別がなされるようになる。またG級クエストも追加され2ndより強力な装備が作れるようになった。
新モンスターとして「ナルガクルガ」と「ウカムルバス」が登場。また、既存モンスターのほぼ全てに新モーションが追加されている。また装備や武器種ごとのバランス調整がされており、2ndで猛威を振るっていた「アカム装備」は下方修正されることとなった。
システム的には、一部のデータを予めメモリースティックに保存しておく「メディアインストール」が実装され、前作から引き続きあるBGダウンロードと合わせてさらにロード時間が短くなった。
発売から1カ月以内でミリオンセラー達成。『Wii Fit』と共に日本ゲーム大賞2008年度大賞を受賞。Best版は2009年度特別賞を受賞している。
「セカジー」からプレイし始めた!という方は多いのではないでしょうか。
モンスターハンター3(トライ)

発売年 | ハード | 販売本数 |
2009年8月 | Wii | 約115万本 |
『新たなモンスターハンターの原点』を目指した意欲作。オフライン時の舞台は孤島の『モガの村』。オンラインでは砂漠の『ロックラック』。一部共通モンスターを除き大型モンスターが一新されてる他、フィールドも新しいものばかり。また、今作ではオトモアイルーのかわりに「チャチャ」という奇面族の子供をクエストえ連れていくことになる。
武器種は「スラッシュアックス」が追加されたが、「太刀、双剣、ガンランス、狩猟笛、弓」は廃止された。これは、後述による新システム導入によるメモリの圧迫によるものだといわれている。
今作からモンスたー同士に危険度の概念が導入され、危険度の低いモンスターは危険度の高いモンスターと同じエリアにいる場合、逃げやすくなった。また、大型モンスター同士の敵対や、大型モンスターと小型モンスターの群れの敵対と同調は今作からである。加えてモンスターにスタミナの概念が追加され、疲れた大型モンスターはパフォーマンスを大きく落とすようになっている。肉食モンスターが疲れると、草食モンスターを捕食したりハンターへの拘束を行うようになる。因みに、モンスターがまばたきするようになったのもこんさくから。
そして、今作の目玉はやはり「水中戦」だろう。水中では前後左右に加え上下も考えることになる上に「酸素ゲージ」も気にしながら戦う事になるため、非常にスリリングで斬新な感覚となっている。
シリーズの主力市場が任天堂になったきっかけの作品で、任天堂の全面的なバックアップにより海外評価が比較的高い。